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天然木について

木の様々な表情や色合いの変化は、「天然木の証」です。

化粧合板などとは違い、天然木の木目や色味は様々です。
「木」と一言に言っても、その表情は様々。
例えば、一本の幹の中でも「心材」と呼ばれる幹の中心部は色が濃く、「辺材」と呼ばれる外側の部分は薄く、心材とは色が異なります。
また、木は光合成をするために枝葉をたくさん伸ばすので「節」が現われたりもします。
飛騨産業ではこのような木材の様々な表情を活かした家具づくりを行っています。

材種別の特徴

ナラ

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木の育ち方の違いによって、様々な材色が現れます。
また、幹の中に枝の芯が残ることによって「節」ができます。 ナラの場合、本柾目材には「虎斑」と呼ばれる縞模様が現れます。 幹が土壌中のミネラル分を吸収した際の跡がスジ状の木目となります。

ウォルナット

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木の育ち方の違いによって様々な材色が現われます。また、1本の幹の中でも心材は濃い茶褐色であるのに対し、辺材は白く、色の差がはっきり現れます。
その他、小さな生き節の「小節・葉節」や、波状の杢目があります。

ビーチ(ブナ)

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厳しい自然環境の中で育った証として、黒スジや波状の杢目、材色の濃淡などが現れます。
心材は赤く、辺材は白くはっきりとしています。

カラマツ

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「ヤニツボ」と呼ばれる、松ヤニがでていた部位が現れる場合があります。
比重が約0.50と飛騨産業で使用している材の中では軽い材料である反面、ナラなどに比較し、柔らかくやや傷がつきやすい素材です。

圧縮スギ

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圧縮スギには板目材を用いることから、多くの節が生じます。また、木の成長した環境によっては小節・葉節が密集して現われることがあります。

カバ

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心材は赤く、辺材は白いため、色の差がはっきり現れます。

虎斑(トラフ)

広葉樹、特にナラには「虎斑」と呼ばれる細胞組織があります。木材用語では放射組織と呼ばれ、細胞全体の5~20%を占め、立ち木のときは養分貯蔵の役割を担っていた細胞です。
言葉の通り中心部分から年輪を横断するように放射状に広がっています。この放射組織は縦に伸びる繊維方向と直角に交わり、細胞の種類が異なるため、木材を柾目取りした場合必ず材面に模様が現れます。これが「虎斑」と呼ばれる模様です。

端節・小節

木材は成長する段階において、幹より枝を伸ばし葉をひらき養分を蓄えます。成長とともに小さな枝は落ち、大きな枝へと変わってゆき、幹の中に枝の真である「節」が残ります。幹が大きくなるとともに表面から内側に「節」が入り込むので、製材すると表面に現れてきます。この節が「端節・小節」と呼ばれるもので、製材した後の加工の段階でも表面に現れてきます。

経年による変色や伸縮などは「天然木の証」です。時とともに変化する風合いをお愉しみ下さい。

経年による変色

無垢の木は、時間が経つほどに味わい深い表情となる素材です。使い込むうちにゆっくりと色が変化していきます。
このような材色の変化も、天然木の魅力と言えるでしょう。

伸縮

木は家具になった後も呼吸をしながら生きています。そのため、吸放湿作用により、水分を吸収したり放出することによって伸縮します。その際に樹皮に近い「木表」と、中心部に近い「木裏」では収縮率が違うため伸縮の仕方が異なります。

ヤニ

カラマツやスギの製品からは、使用しているうちにヤニがでることがあります。
ヤニは木にとって重要な栄養分のひとつです。匂いや艶を出す役割も果たしており、それぞれの樹種の特長を表す要素となります。また、害虫からの被害を防ぐ働きもあります。ヤニが出た際は、アルコールでやさしく拭き取ってください。

すり減り

木製家具は、ステンレスやスチールなどの製品と違い、日常生活の中ですり傷などが発生することがあります。また針葉樹の場合、ゆっくりと成長する硬い晩材に比べ、成長の早い早材は柔らかくすり減りやすいと言えます。

貴重な森林資源

森林資源は世界的に見て減少傾向にあり、地球環境に悪影響を与えているといわれています。貴重な森林資源である木材を使用して家具を作り出している弊社としては、材料を無駄にするわけにはいきません。原木からわずか30%しか家具にはならないのです。そのため、加工の段階で現れる「虎斑」や「端節・小節」を含む材料は、品質に影響がないと判断した場合、製品として完成させています。
地球環境を保護するためにも主旨をご理解いただきますようお願い申し上げます。